閉経後の性行為と性交痛|久しぶりの性行為が痛い原因と対策
閉経後、長年SEXから遠ざかっていた50代・60代の女性から、ご相談を受けることがあります。
実際にお話を伺うと、私の元へ来られる理由は大きく分けて3つあります。
① 新しいパートナーができた
最も多いのがこのケースです。
「彼ができて久しぶりに性行為をすることになった。」
ところが、実際に挿入しようとすると、
- 痛くて最後までできなかった
- 入り口が狭く感じた
- 挿入できなかった
ということで、自分の身体に何が起きているのか不安になり相談に来られます。
② 膣ケアの大切さを知った
最近では、テレビや雑誌、本などで膣ケアについて取り上げられる機会も増えています。
それをきっかけに、
「膣ケアが大切なのは分かったけれど、自分ではどうすればいいのか分からない。」
「セルフケアだけでは不安なので施術を受けてみたい。」
という理由で来られる女性も増えています。
③ 婦人科健診が痛くなってしまった
もう一つ多いのが、婦人科健診で痛みを感じるようになったケースです。
以前は問題なく受けられていた健診でも、
「最近は器具が入るだけで痛い。」
「毎年の健診が憂うつになってしまった。」
という理由から、少しでも楽に健診を受けられるようになりたいと相談に来られる方もいらっしゃいます。
閉経後の膣には一定の傾向があります
これまで多くの女性のご相談や施術を行ってきた中で、閉経後の膣にはある程度の傾向が見えてきました。
閉経後も定期的に性行為をしている方は、膣の機能が比較的維持されていることが多いと感じています。
一方で、
閉経後に長期間性行為がなく、膣を使う機会が少なかった方では、膣萎縮や性交痛がみられるケースが少なくありません。
もちろん個人差がありますので、すべての方に当てはまるわけではありません。
しかし、長期間使わないことで、閉経前とは違った状態になっている女性は多いと感じています。
閉経後の性交痛にはいくつかのパターンがあります
施術を行う中で、閉経後の性交痛にはいくつかの傾向があります。
膣の奥だけが少し潤っているケース
膣の奥には多少潤いがあるものの、入口まで潤いが届かず、挿入時に痛みが出るケースです。
最初は濡れるけれど途中で乾いてしまうケース
性行為の途中から潤いが不足し、摩擦によって痛みが強くなってしまいます。
ほとんど潤いがないケース
閉経後のホルモンバランスの変化により、十分な潤いが得られず、挿入そのものが困難になる方もいます。
ローションや潤滑ゼリーで改善するケースもあります
潤い不足が原因となっている性交痛は、
- 潤滑ゼリー
- ローション
を使用することで改善するケースも少なくありません。
予め膣内に仕込みローションを入れておくことも対策の一つです。
「閉経したから仕方ない」と諦める前に、原因に合わせた対策を行うことが大切です。
閉経後の性交痛は特に慎重な対応が必要です
性交痛にはさまざまな原因がありますが、その中でも閉経後の性交痛は、痛みが非常に強い方も多くいらっしゃいます。
「針で刺されるような痛み」
「裂けるような痛み」
と表現される女性も少なくありません。
そのため、無理に進めることは逆効果になることもあります。
施術では、お身体の状態を確認しながら、ご本人のペースに合わせて慎重に進めていく必要があります。
私が行っている性交痛改善施術の中でも、閉経後の性交痛は最も難易度が高いケースだと感じています。
まとめ
閉経後は女性ホルモンの変化により、膣の状態も少しずつ変化していきます。
しかし、
- 長年性行為をしていないからもう無理
- 閉経したから性交痛は仕方ない
というわけではありません。
原因を知り、一つひとつ丁寧に対策を行うことで、改善が期待できるケースもあります。
閉経後だからと諦めるのではなく、まずは現在のご自身の状態を知ることが、改善への第一歩になります。
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